新西国霊場を構成する三十八ヵ所 札所・寺院の御詠歌を一覧表にまとめました。

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御詠歌一覧

仏や霊場をたたえる巡礼歌を、「詠歌御詠歌)」と申します。

新西国霊場を構成する三十八ヵ所 札所・寺院の御詠歌を一覧表にまとめました。どの札所・寺院の御詠歌も味わい深いものでございます。ご堪能ください。

札番寺院名
御詠歌
第一番荒陵山 四天王寺
ありがたや 法のはじめの 天王寺 亀井にうかぶ み仏の影
ありがたや 法のはじめの 天王寺 亀井にうかぶ 不動明王
かしこな 法のはじめの 名をとりて なにわの寺は すえの世までも
父の里 立ち出で来たる 母の里 また立ちかえる 父の故郷
あみだぶと こころは西に うつせみの もぬけはてたる 声ぞ涼しき
客番有栖山 清水寺
たふとしや 大江の岸の 観世音 滝も玉出の 名にかがやきて
第二番佳木山 太融寺
逢ひがたき 法の佳木を 得たる身は 苦しき海に などか沈まむ
第三番雲松山 鶴満寺
なにわ江の 昔ながらの 鶴満寺 今も変らぬ 法のみ光
第四番龍谷山 水間寺
みなかみは 清き流れの 水間寺 願う心の 底は濁らじ
第五番天音山 道成寺
紀の国や 峰より明けて 日高川 てらすは法の 道成(みちなり)の寺
第六番御衣寺 宝亀院
高野山 峯にかがやく ともしびは 万代(よろずよ)きえぬ 光なりけり
第七番天野山 金剛寺
はれわたる 天野の宮の 金剛寺 古(ふり)にし蹟(あと)も 畏かりけり
客番檜尾山 観心寺
千代までも 厄災消除の おん誓い 大師のみ手の あとぞ尊き
第八番南向山 西方院
むらさきに 雲のにほひて 観世音 在(おわ)しまします 西方の空
客番磯長山 叡福寺
磯長なる み寺もいまも うまやどの みこのみたまは しずまりてます
第九番鳥形山 飛鳥寺
うきことの 消ゆるもけふか 飛鳥寺 末やすかれと 祈る身なれば
第十番仏頭山上宮皇院 橘寺
仏いで 花ふるにはの ありけるに 遠きくにとは 何おもうらん
第十一番二上山 當麻寺
極楽を いずくととはば 大和なる まるこのさとに ゆきとたずねよ
第十二番仏日山東光院 萩の寺
詣り来て 袖ぬらしけり 萩の寺 花野にあまる 露の恵みに
第十三番神秀山 満願寺
むら雲は あとなく晴れて 寺の名の 願いも満つる もちの夜の月
客番南山高槻観音 安岡寺
如意の輪は 願いのままに めぐりきて 身を安岡の 寺におかばや
第十四番根本山 神峯山寺
神峯(かぶ)の山 すずしき音の かよひ来て こころの底に 響く滝つせ
第十五番新京極 誓願寺
人波に おされながらも 誓願寺 心にふかく 頼みきにけり
第十六番瑞応山千本釈迦堂 大報恩寺
ひとすぢに 仏の教 たどりなば 千本(ちもと)の道も 迷わざるらむ
第十七番立願山 楊谷寺
みほとけの なびく柳の谷水は 汲むにおいせぬ 薬なりけり
第十八番比叡山 延暦寺 横川中堂
千代かけて 世をば救ひの 鐘の音を 送り絶えせぬ 比叡の山風
第十九番鞍馬山 鞍馬寺
くらまやま むらだつ杉の 木の間より もるるや法の あかき燈灯(ともしび)
第二十番立木山 立木山寺
瀬田川の 霧も立木の 観世音 峰吹く風に 晴るる身のうさ
第二十一番甲山 神呪寺
来てみれば すがたも花の かぶと山 寺もわが身も 薄雲の中
第二十二番摩耶山 天上寺
ちぬの海 わたるもゝ船 あけくれに あふぐや摩耶の 法の燈火(ともしび)
第二十三番宝積山 能福寺
ただ法の 宝を積みて はるばると 運ぶ歩みの 楽しかりけり
第二十四番上野山 須磨寺
世にひびく 青葉の笛の 名にぞきく すまのみ寺の 松風の声
第二十五番三身山 太山寺
祈りなば 三つの世やすし 三身山 浮世のほかの 月の照らして
第二十六番大谷山大谿寺 伽耶院
播磨路(はりまじ)や 伽耶のみ寺の 花の庭 てらすは法の 光なりけり
第二十七番刀田山 鶴林寺
いにしへの 鶴の林に ちるはなの 匂(におい)をよする 高砂の風
第二十八番五峰山 光明寺
あや雲の 空になびきて 光明寺 仰ぐ五つの 峰は晴れたり
客番極楽山 浄土寺
もうずれば この世ながらの 浄土寺(じょうどてら) るり安養の 極楽のさと
第二十九番泉生山 酒見寺
世の旅を 酒見(さがみ)の寺に かへりみて 頼むは遠き 行くてなりけり
第三十番七種山 金剛城寺
金剛の をしへの城の みめぐみの つゆ滋岡や 七ぐさのさと
第三十一番台雲山 花岳寺
よろづよの 人のかがみと 匂ふなる 花岳寺の 庭のいしぶみ
第三十二番いかるが 斑鳩寺
かみつ代の 聖の徳は いかるがの 蓮(はちす)の花と かをるなりけり
第三十三番船越山南光坊 瑠璃寺
めぐり来て 札を納めの 今は身も 心もきよき 瑠璃のみ寺に
ひとすじの たのむ心を 瑠璃寺の 露のひかりに むすびとめつつ
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